医療ビジネス

医療系、健康系のアプリケーションは今後注目株です。開発、マーケティングのアドバイスはお任せください。ご連絡、お待ちしております。医療や介護の諸問題についても解説します。講演の依頼もお受けしております。

ケアマネージャーの仕事

まず、介護のサービスを受けるにあたって、最初に対面する人がケアマネージャーという職種の人です。「マネージャー」という言葉からも分かる通り、介護サービス全般のマネージメントを担います。 介護相談 最初に、ご家族などからじっくり現在の状況を聞き…

医療・介護の改革項目

現在、厚生労働省を中心に見直されている項目を私なりに列挙してみました。医療保険は、「入る」を増やし「出す」を減らす。介護保険もほぼ同様、医療提供体制は、今後の需要に見合った提供体制と地域偏在の是正です。 医療保険 高額療養費の見直し 介護療養…

家族が介護する場合

家族は一番身近で、要介護者の性格などを熟知しています。また、同居していればちょっとした変化も気がつきます。しかし、家族だからこそお互いに言いたいことも言えるし、愚痴もこぼしてしまいがちです。そのためギクシャクするケースが多いのも事実です。…

要介護の原因になる疾患

介護が必要になった主な原因についてみると、「脳血管疾患」が21.5%と最も多く、次いで、「認知症」15.3%、「高齢による衰弱」13.7%、「関節疾患」10.9%となっています。男性の場合、「脳血管疾患」が32.9%と特に多くなっています。それぞれどのような…

高齢者の運転は危ないのか?

ここ数年、高齢者の自動車事故が多く報道されています。マスコミがあえて小さな記事でもこのカテゴリーに入るのなら敢えて載せるということもあると思いますが、まず間違いなく増えていると思いますし、これからもっと多くなるでしょう。 なぜなら団塊の世代…

勇美記念財団の在宅医療のシンポジウム

今年も、多くの関係者が集ったようです。実は、今年は用事があって行けなかったのが残念です。今年の様子はNHKのニュースでも紹介されていましたが、より具体的な問題点に突っ込んだ議論がされたようです。 その一つに「認知症やがんなどの知識が足りない」…

介護を乗り切るために

介護は大変です。認知症の人に寄り添いたいといっても実際は簡単ではありません。そのような中で、どうしていけばよいでしょうか? まずは介護者自身が自分の生活を良いものにするべきです。自分だけの時間を持ちましょう。介護者自身がある意味余裕を持てな…

なぜ知らなければならないのか?

介護にまつわるトラブルはとても多いです。その原因として一番に挙げられるのは、「介護制度について知らない」と言うことです。介護制度を理解していないことで、行政と揉めたり、医療機関と揉めたり、介護事業所と揉めたりと枚挙にいとまがありません。 特…

そもそも介護とは

今、高齢者で介護を必要とする人が多くなっています。街中をデイサービスの車が高齢者を送迎しているのをご覧になった人も多いでしょう。また、訪問看護ステーションの車が家の前で停まっているのを見かけたこともあるでしょう。 数年前から、介護問題は大き…

介護保険の講習会をしました

M生命保険さんの皆さんに介護保険に関する講演をしました。 今回は二回めということで、話をする時間を短くして、その後質問コーナーにしてみましたところ、ある程度理解が深まったということもあり、さまざまな質問がありました。 質問の内容も具体的な内容…

ジェネリック医薬品、情報提供について

ジェネリックメーカーの情報提供に関しても、医療関係者の不安はまだまだあるようである。そもそも、担当のMRがいないので、なにかあった時にどこに連絡すれば良いか分からないというケースを良く聞く。幸いにも私がいるクリニックでは、担当MRさんが定期的…

ジェネリック医薬品に関して

ジェネリック医薬品が一般の人にも認知されてきて久しい。昔は、特許が切れたあとにゾロゾロと出てきたので、ゾロ品と言われてきた。後発医薬品メーカーが、このイメージを払拭するために新たにこの名称にしたのか、もともと海外でジェネリックという言葉が…

昭和大学医学部麻酔科学講座50周年

昨年、主任教授になられた大嶽先生の就任祝いと麻酔科学講座50周年記念の席にご招待を受けて出席してきた。少なくとも1000人以上は参加されていたのではないかと思われる盛大な催しだった。ちょうど麻酔科学会が横浜で行われていたので、それに合わせたの…

胃癌学会総会

過日、横浜で第86回日本胃癌学会総会に出席した。今回は、マールクリニック横須賀の水野先生の発表の統計解析部分をお手伝いさせていただいた。胃癌そのものはいわゆるABC検診が広く行われてくるようになり、早期発見につながっており効果が出ている。このま…

第16回日本在宅医学会

3月1日、2日に浜松で第16回日本在宅医学会大会が行われた。今回もポスター発表にエントリーして、発表を行った。演題は「在宅療養がん緩和期患者に関する医療介入度の統計的検討」。興味深い結果が出たので、見ていただける人も結構多かったように思う…

医療の現場からMRを見る vol.2

まず、社会人として成熟していないMRがいるということです。このようなMRはそのまま年数を重ねていくと、単に横柄なMRになっていく傾向があるようです。医師へのディテーリングはソツなくこなすようになっていくのですが、医師以外のスタッフには概して評判…

乳腺科新年会

順天堂大学の乳腺科の新年会が過日行なわれた。年間400例を超す実績を作り、ますます伸びていく感じである。順天堂の乳腺センターは2005年に開設され、当時は霞先生を筆頭にわずか11名であったのであるが、現在は、関連病院も含めると大所帯になった。清水…

今後の医療の姿

高齢者人口は今後、いわゆる「団塊の世代」が65歳以上となる平成27(2015)年には3,395万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる37(2025)年には3,657万人に達すると見込まれている。その後も高齢者人口は増加を続け、54(2042)年に3,878万人でピークを…

医療の現場からMRを見る vol.1

はじめまして、ネットスタイルの山崎博史です。私の本業は、製薬企業さまのマーケティグコンサルティングですが、それ以外にある地区の医師会のアドバイザーやクリニックにおいて院長の研究のお手伝い、若手医師の相談相手などを行っています。そのため、各…

在宅療養とニュータウンの変遷

ベビーブーム 1947年から1949年にかけてベビーブームが起こった。この間の出生数は250万人/年で、ベビーブーム世代は約800万人いるとされている。いわゆる「団塊の世代」である。 団塊の世代が大人になり結婚して、マイホームを持つ時代は高度成長期である…

在宅医療について

今年度の第16回日本在宅医学会大会は3月1〜2日に浜松で行なわれます。指定演題の抄録も書き終えてほっとしている今日この頃です。そこで在宅医療に関して徒然なるままに書いていこうと思います。 昭和23年に制定された医療法は、医療を提供する場所を診…

勇美記念財団

勇美記念財団への研究助成の為の申請が月末に迫っており、今、頭を悩ませている。すでにデータとしては1000例、変数は300を越える膨大なデータベースになっており、すでにいくつかのテーマは出来上がっているが、この中からひとつテーマを絞り込んだ…

ビスホスホネートと宇宙

先日、鎌倉市医師会の学術講演会を共催の小野薬品のMRさんの招待で聴講させていただいた。西村整形外科の西村和博院長の「ビスホスホネート製剤のアドヒアランス」は非常に興味深い内容だった。ご存知の通り、骨粗鬆症薬の服薬に関してはアドヒアランスが非…

6月20日のセミナーのご案内

来る6月20日(木)のセミナーで在宅医療関連の話をいたします。製薬メーカー幹部の方へのセミナーですが、ご興味があれば、ご参加ください。一般的な在宅関連の話なら、桜新町アーバンクリニック遠矢先生とフロンティアファーマシーの前田先生のお話は参…

第18回災害時医療を考える会

27日(土)に第18回災害時医療を考える会が齊藤教授の研究室で行われた。2時間という短い時間の中で、今回も盛りだくさんの討議がなされて非常に有意義な会であった。現在、討議を深めているのは、平時から災害時に何をなすべきかのマニュアル作りについ…

湘南糖尿病勉強会

「在宅医療は、知れば知るほど問題が山積していく状況にあります。2025年には行き場のない患者が毎年40万人になると予測されており、多くに知恵を結集していかなければならない時です。そのような時に新たに医療関係者が在宅医療を学ぶ事には大きな意…

第15回日本在宅医学会大会

3月30日、31日の両日、松山で第15回日本在宅医学会大会が催された。今回は、昨年度に在宅医療連携拠点事業も行われた関係で多数の人が参加していた。私も拠点事業のポスター発表会の為に3月は準備に追われていた。今大会の目玉となるフレーズは「多…

ゾルビデム酒石酸塩

昨日は、沢井製薬の製品説明会があった。(残念ながら写真を撮り損ねました。)ゾルビデム酒石酸塩のOD錠の説明だ。先発メーカーの製品説明会と違って、ジェネリックの説明は製剤特性に重きを置いた説明になり、意外と知らない事が多いので勉強になる。そ…

メマリー錠

本日のランチョンは第一三共さんのメマリー錠。次の仕事が迫っていたので、先に私一人だけを相手にプレゼンしてくれた新保さんに感謝です。さて、認知症関連の薬剤だが、最近になってさまざま臨床試験の結果、なぜ効くのかが少しずつ分かって来ており、特にB…

源氏物語を読む

中島内科クリニックでの新たな勉強会が始まった。院長の希望で「古典に親しむ」がテーマである。そこで、私から源氏物語を提案し、昨日からスタートした。手始めはもちろん、桐壺の章である。担当MRくん(テルモの片山くん)が人物相関図をパワーポイントで…