医療ビジネス

医療系、健康系のアプリケーションは今後注目株です。開発、マーケティングのアドバイスはお任せください。ご連絡、お待ちしております。医療や介護の諸問題についても解説します。講演の依頼もお受けしております。

診療所

今どき、ICTではないのだけれども

昨年の暮れに塩崎厚生労働大臣の記者会見で、大臣がICTという言葉を使われた時に、非常に違和感を感じました。これは、第2回未来投資会議で「医療・介護分野に置けるICT活用」の発表を受けてのことだど思うのですが、それ以上にこの資料の中を見ると、「ICT…

医師のフラットなネットワーク

ある大学医学部の医局が医局員に、バイトを辞めるか?医局をやめるか?を迫っています。医局は今や崩壊の危機に立っています。教授という役職の権力はほぼなくなりつつあり、各大学はいかに学生たちに人気のある医師を教授に迎えるかに苦心しています。 先の…

胃癌学会総会

過日、横浜で第86回日本胃癌学会総会に出席した。今回は、マールクリニック横須賀の水野先生の発表の統計解析部分をお手伝いさせていただいた。胃癌そのものはいわゆるABC検診が広く行われてくるようになり、早期発見につながっており効果が出ている。このま…

第16回日本在宅医学会

3月1日、2日に浜松で第16回日本在宅医学会大会が行われた。今回もポスター発表にエントリーして、発表を行った。演題は「在宅療養がん緩和期患者に関する医療介入度の統計的検討」。興味深い結果が出たので、見ていただける人も結構多かったように思う…

今後の医療の姿

高齢者人口は今後、いわゆる「団塊の世代」が65歳以上となる平成27(2015)年には3,395万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる37(2025)年には3,657万人に達すると見込まれている。その後も高齢者人口は増加を続け、54(2042)年に3,878万人でピークを…

在宅療養とニュータウンの変遷

ベビーブーム 1947年から1949年にかけてベビーブームが起こった。この間の出生数は250万人/年で、ベビーブーム世代は約800万人いるとされている。いわゆる「団塊の世代」である。 団塊の世代が大人になり結婚して、マイホームを持つ時代は高度成長期である…

在宅医療について

今年度の第16回日本在宅医学会大会は3月1〜2日に浜松で行なわれます。指定演題の抄録も書き終えてほっとしている今日この頃です。そこで在宅医療に関して徒然なるままに書いていこうと思います。 昭和23年に制定された医療法は、医療を提供する場所を診…

勇美記念財団

勇美記念財団への研究助成の為の申請が月末に迫っており、今、頭を悩ませている。すでにデータとしては1000例、変数は300を越える膨大なデータベースになっており、すでにいくつかのテーマは出来上がっているが、この中からひとつテーマを絞り込んだ…

ビスホスホネートと宇宙

先日、鎌倉市医師会の学術講演会を共催の小野薬品のMRさんの招待で聴講させていただいた。西村整形外科の西村和博院長の「ビスホスホネート製剤のアドヒアランス」は非常に興味深い内容だった。ご存知の通り、骨粗鬆症薬の服薬に関してはアドヒアランスが非…

湘南糖尿病勉強会

「在宅医療は、知れば知るほど問題が山積していく状況にあります。2025年には行き場のない患者が毎年40万人になると予測されており、多くに知恵を結集していかなければならない時です。そのような時に新たに医療関係者が在宅医療を学ぶ事には大きな意…

第15回日本在宅医学会大会

3月30日、31日の両日、松山で第15回日本在宅医学会大会が催された。今回は、昨年度に在宅医療連携拠点事業も行われた関係で多数の人が参加していた。私も拠点事業のポスター発表会の為に3月は準備に追われていた。今大会の目玉となるフレーズは「多…

源氏物語を読む

中島内科クリニックでの新たな勉強会が始まった。院長の希望で「古典に親しむ」がテーマである。そこで、私から源氏物語を提案し、昨日からスタートした。手始めはもちろん、桐壺の章である。担当MRくん(テルモの片山くん)が人物相関図をパワーポイントで…

手書きの効用

最近、ある中小病院の院長から電子カルテ導入について相談を受けた。大学病院から応援の医師を派遣してもらっているのだが、彼らが手書きのカルテと知ってびっくりするそうだ。若手の大学病院医師に気持ちよく働いてもらい、また、彼らの情報共有の仕方を取…

みんなで支える在宅療養シンポジウム

過日、横須賀市で行われた「みんなで支える在宅療養シンポジウム」は1000人あまりの聴講者で関心の高さを示した。基調講演は「大往生したけりゃ医療をかかわるな」で自然死のすすめを啓蒙されている京都の中村仁一先生の話で会場を何度も沸かせた。基本…

MR勉強会、中島内科クリニックにて

横須賀の中島内科クリニックでは、中島先生を中心に、週一でMR勉強会をやっている。私も毎回、オブザーバーとして参加させて頂いている。毎回、テーマを決めて自由にディスカッションする形式だ。日頃、人前で自分の意見を言う機会が少ないのが現状だが、回…

在宅医療ネットワークミーティング

過日行われた「在宅医療ネットワークミーティング」では、いよいよ看取りという場面でそれぞれの職種において、どのような役割ができるかをテーマにディスカッションが行われた。およそ150名ほどの医師、看護師、薬剤師などの医療関係者とケアマネージャ…

第2回多職種合同研修会

本日は、第2回の多職種合同研修会だった。私も、グループリーダー役でお世話係を拝命している。今日のテーマは、退院後のスムーズな連携で、最初に様々な立場の人からのミニプレゼン、その後6人ほどのグループに分かれてディスカッションと続いた。私は医…

訪問診療はあっちこっちを飛び回ってる

私がお手伝いしているM診療所は在宅療養支援診療所である。90名の在宅の患者さん、70名の施設の患者さんに加えて、春から100名の特養の人を診る事になる。訪問診療は応援の医師が加わり、医師6名、看護師3名で回している。 問題なのは、訪問診療ス…

MR向け講演会

今回非常に特別な勉強会を企画した。それは三輪医院主催のMRさんへ在宅医療の勉強会である。これは私が以前からぜひ実現したかった企画で、院長の協力を得る事ができてやっと実現した。参加されたMRさんの感想はこれからいろいろ聞くことになるが、非常に勉…

終末期のヘルパーの役割

先日行われたケアカンファレンスでは、終末期の患者さん(90歳以上、男性、独居)についてケアマネージャーを司会に、医師、看護師、ヘルパー、ディサービスなどを交えて意見交換を行った。ケアマネージャからこの1ヶ月ほどの現状報告を総括してもらいなが…

ITを使わず、ITの考え方を使う

小さなクリニックから大きな病院まで処置室にはさまざな医療機器や医薬品などが使用されており、それぞれに使用期限がある。また、ある医薬品を複数回購入した場合、使用期限が違うものが混在してくることになる。処置室以外にも、在宅療養支援診療所の場合…

ケアカンファレンス

ケアカンファレンスにオブザーバーとして出席した。ケアカンファレンスは、主治医を中心に訪問看護師、ケアマネージャー、時には家族なども入って、今後のケアの方針に対して意見交換する事である。残念な事に患者さんが亡くなられた場合はDeath Conference…

在宅医療ネットワークミーティング

先日、Drから出席してほしいと依頼を受けて、医師会主催の「在宅医療ネットワークミーティング」に出席した。今回は、完全に聞く側の立場なので気が楽だ。内容は一部が「病診連携」、二部が「在宅療養支援診療所」である。 それぞれのドクターの発表の内容は…

「たいしたことなかったね」と言う人は、問題意識のない人

先日、東京ビッグサイトにて行われた「モダンホスピタルショウ」へ行って来た。医事事務員や看護師などの引率である。事前にそれぞれの職掌に合わせたプランを考えて、テーマを与えておいたので各人充実した一日になったようである。相変わらず電子カルテを…

在宅ケアカンファレンス

月に一度、在宅カンファレンスにオブザーバーとして参加している。今回は患者さんの家族の方も交えてのカンファレンスだった。最初に主治医からこれまの経過の説明と今後の予想されることがらなどの説明を受けて、看護師、ケアマネージャー、介護士の方々か…

ピースハウス病院を訪問した

先頃、ピースハウス病院を訪れた。日野原先生が、日本に合ったホスピスを目指して、諸外国のホスピスを参考に、最終的にはオーストラリアの建築家によって建てられたものである。22床のベット数に対して23名の看護師がいる手厚い看護の元での人生の最後の安…

オルカのデモ

オルカのデモンストレーションを行うにあたって、代理店の営業の人と効果的なデモンストレーションについて打ち合わせをした。ただ単に画面を見せても効果は薄い。