医療ビジネス

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日本の医療政策、技術革新に逆行 デービッド・リックス氏

9/14日経新聞にイーライ・リリーのCEOであるDavid A. Ricks氏のコラムが掲載されました。すでに読まれた人も多いと思います。製薬企業が一つの薬剤を上梓するまでに、膨大な研究開発費を投じています。それは、膨大な種類の化合物が基礎研究、非臨床研究、臨床試験、そして治験を経ていく過程でふるい落とされていきます。20世紀はまだ手当たり次第という感じがあったようで、結局何もできなかったという事も多々ありました。その後、原子レベルから設計していくのでかなり的を正確に撃てるようになったのですが、現在取り組んでいるガン、認知症などまだ解決されていない病気に関しては、今までのアプローチではなく、新たなイノベーションを必要としています。そのためには相当な研究開発が必要なわけでそのためには薬剤の価格つまり薬価が高止まりしていなければなりません。しかし、特許が切れると後続薬が続々と出て来ます、後続薬が出るまでに次の新薬を出さなければ企業は立ちゆかなくなります。会計のキャッシュフローのようなイメージです。日本はどうか?その件についてはRicks氏のいう通りです。

 

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