医療ビジネス

医療や介護の諸問題について解説します。講演の依頼もお受けしております。

在宅医療も地域包括ケアも知られていない

 あるサイトに辻彼南雄先生(水道橋東口クリニッック)の談話が載っていました。曰く、「在宅医療のことを知っている患者はほとんどいない」。思わず頷いてしまいました。実は、過日一般の方々に介護保険について講演をいたしました。講演後、アンケートを取ってびっくりしました。介護保険の話を聞きに来られるからには介護についてある程度認識がおありだろうと思ったのですが、下のグラフを見ていただくとわかりますが、すでに介護をしている人もおられるにもかかわらず、地域包括支援センターをご存知の方が、たった25%しかいなかったのです。

 

 言わんや、その向こうの在宅医療について認知度は想像にかたくないでしょう。私が特に強く印象残っているのは、介護に従事する人々が在宅医療(訪問診療)についてよく理解していないということです。介護と医療は別物という感覚です。しかしながら、介護を要する人は、何らかの医療的処置を必要とする人です。ごく稀に認知症の人で全く薬を飲んでいない人がおられますが、大変稀で、ほとんど人は服薬をされています。

 

 現在、「在宅医療・介護連携推進事業」を国が進めていますが、そのうちの「医療・介護関係者の情報共有の支援」はまだ50%も満たない状態です。それほど、医療従事者と介護従事者の連携は難しいのでしょう。

 

ま、それはともかく、地域包括支援センターが一般に認知されていないことを介護従事関係者は危機感を持たないといけないと思います。

 

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