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高額療養費制度は若者に優しいか?

 ここ1週間ほど、厚生労働省を中心に社会保障費の増加を抑制するために、医療・介護の改革案を見直しており、ニュースで流れています、その中でも高額療養費制度に関してです。高額療養費制度とは、ある一定を超えた医療費は戻ってくる制度です。

 具体的には、例えば、年収600万円の場合は、「区分イ」に該当し自己負担限度額は167,400円+(総医療費-558,000円)X1%になります。仮に月の医療費が100万円としたら、167,400+(1,000,000-558,000)X1% = 167,400+4,420 =171,820円となります。医療費は一旦医療機関の窓口で3割負担として3割の30万円を支払っているので、30万円-171,820 = 121,180円戻ってくる計算になります。

 で、この高額療養費制度に関して、70歳以上の人の負担限度額を増やすということです。このブログを読んでおられる方は高齢者でないと思うので、お金持ちの高齢者に増やしてもらって、将来の自分たちの医療費が崩壊しないようにしてほしいと賛成されると思います。

 ただし、政府与党は高齢者の負担を増やすことによる選挙への影響を心配して、また、高齢者の方でも財産を持っている人から困窮している人まで同じ土俵上にあげて、か弱い高齢者に対しての仕打ちであると反対している政治家もいます。決着は年内ギリギリになると思いますが、将来に引きずらないようにしないといけないと思います。

 

 

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