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意気揚々のキッセイのMR、意気消沈のMSDのMR

今日はキッセイ薬品グルベスのランチョンに出席した。ご存知の通り、糖尿病関連の薬剤はここ2、3年で非常にバラエティーにとんできた。薬剤選択のポイントは基本的に単純なのだが、こう多いと名前を覚えるのが一苦労だ。しかも、近年、高血圧症と同様、合剤が出てきたのでより覚えるのが困難である。さて、このグルベスは覚えやすい。

それは、グルファストとベイスンの合剤でグルとベスの名前を合体させたので連想しやすいことに尽きる。しかも第一選択にはならないが、Step2としてはとても使いやすい。質疑応答でも難解な質問は出なかった。ただし、この手の薬剤、つまり食前投与は飲み忘れが多くなるので、それを医療機関がどう患者に指導していくかという点で意見が交わされた。それはともかく、キッセイのMR氏、余裕のあるプレゼンテーションだった。

さて、さらに本日は、MSDのMRさんから一連の騒動の件で話を聞いた。我々がニュースから仕入れている内容以上の具体的な話はMRさんも本社から聞いていないようである。おそらく本社も恥の上塗りは避けたいところだろう。普段の情報提供活動には制限がかからないものの、研究会等に関しては(ここでは具体的な内容は伏せるが)多少運営に支障が出るであろう。この支障で協力していただいているドクターには失礼が生じるであろうが、MRさんはなんとかがんばってほしいものである。

話は逸れるが、私は、萬有製薬日本橋に本社があった時も、現在の日本債券銀行の建物に移ってからも、それぞれ行ったことがある。それぞれの印象を言えば、昔の万有製薬の時の方が本社の人たちの意識が高かったように感じる。現在は、物事を決めるのに船頭が多すぎる気がしている。