医療ビジネス

医療や介護の諸問題について解説します。講演の依頼もお受けしております。

ジェネリック医薬品に関して

ジェネリック医薬品が一般の人にも認知されてきて久しい。昔は、特許が切れたあとにゾロゾロと出てきたので、ゾロ品と言われてきた。後発医薬品メーカーが、このイメージを払拭するために新たにこの名称にしたのか、もともと海外でジェネリックという言葉が…

昭和大学医学部麻酔科学講座50周年

昨年、主任教授になられた大嶽先生の就任祝いと麻酔科学講座50周年記念の席にご招待を受けて出席してきた。少なくとも1000人以上は参加されていたのではないかと思われる盛大な催しだった。ちょうど麻酔科学会が横浜で行われていたので、それに合わせたの…

胃癌学会総会

過日、横浜で第86回日本胃癌学会総会に出席した。今回は、マールクリニック横須賀の水野先生の発表の統計解析部分をお手伝いさせていただいた。胃癌そのものはいわゆるABC検診が広く行われてくるようになり、早期発見につながっており効果が出ている。このま…

第16回日本在宅医学会

3月1日、2日に浜松で第16回日本在宅医学会大会が行われた。今回もポスター発表にエントリーして、発表を行った。演題は「在宅療養がん緩和期患者に関する医療介入度の統計的検討」。興味深い結果が出たので、見ていただける人も結構多かったように思う…

医療の現場からMRを見る vol.2

まず、社会人として成熟していないMRがいるということです。このようなMRはそのまま年数を重ねていくと、単に横柄なMRになっていく傾向があるようです。医師へのディテーリングはソツなくこなすようになっていくのですが、医師以外のスタッフには概して評判…

乳腺科新年会

順天堂大学の乳腺科の新年会が過日行なわれた。年間400例を超す実績を作り、ますます伸びていく感じである。順天堂の乳腺センターは2005年に開設され、当時は霞先生を筆頭にわずか11名であったのであるが、現在は、関連病院も含めると大所帯になった。清水…

今後の医療の姿

高齢者人口は今後、いわゆる「団塊の世代」が65歳以上となる平成27(2015)年には3,395万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる37(2025)年には3,657万人に達すると見込まれている。その後も高齢者人口は増加を続け、54(2042)年に3,878万人でピークを…

医療の現場からMRを見る vol.1

はじめまして、ネットスタイルの山崎博史です。私の本業は、製薬企業さまのマーケティグコンサルティングですが、それ以外にある地区の医師会のアドバイザーやクリニックにおいて院長の研究のお手伝い、若手医師の相談相手などを行っています。そのため、各…

在宅療養とニュータウンの変遷

ベビーブーム 1947年から1949年にかけてベビーブームが起こった。この間の出生数は250万人/年で、ベビーブーム世代は約800万人いるとされている。いわゆる「団塊の世代」である。 団塊の世代が大人になり結婚して、マイホームを持つ時代は高度成長期である…

在宅医療について

今年度の第16回日本在宅医学会大会は3月1〜2日に浜松で行なわれます。指定演題の抄録も書き終えてほっとしている今日この頃です。そこで在宅医療に関して徒然なるままに書いていこうと思います。 昭和23年に制定された医療法は、医療を提供する場所を診…

勇美記念財団

勇美記念財団への研究助成の為の申請が月末に迫っており、今、頭を悩ませている。すでにデータとしては1000例、変数は300を越える膨大なデータベースになっており、すでにいくつかのテーマは出来上がっているが、この中からひとつテーマを絞り込んだ…

ビスホスホネートと宇宙

先日、鎌倉市医師会の学術講演会を共催の小野薬品のMRさんの招待で聴講させていただいた。西村整形外科の西村和博院長の「ビスホスホネート製剤のアドヒアランス」は非常に興味深い内容だった。ご存知の通り、骨粗鬆症薬の服薬に関してはアドヒアランスが非…

6月20日のセミナーのご案内

来る6月20日(木)のセミナーで在宅医療関連の話をいたします。製薬メーカー幹部の方へのセミナーですが、ご興味があれば、ご参加ください。一般的な在宅関連の話なら、桜新町アーバンクリニック遠矢先生とフロンティアファーマシーの前田先生のお話は参…

第18回災害時医療を考える会

27日(土)に第18回災害時医療を考える会が齊藤教授の研究室で行われた。2時間という短い時間の中で、今回も盛りだくさんの討議がなされて非常に有意義な会であった。現在、討議を深めているのは、平時から災害時に何をなすべきかのマニュアル作りについ…

湘南糖尿病勉強会

「在宅医療は、知れば知るほど問題が山積していく状況にあります。2025年には行き場のない患者が毎年40万人になると予測されており、多くに知恵を結集していかなければならない時です。そのような時に新たに医療関係者が在宅医療を学ぶ事には大きな意…

第15回日本在宅医学会大会

3月30日、31日の両日、松山で第15回日本在宅医学会大会が催された。今回は、昨年度に在宅医療連携拠点事業も行われた関係で多数の人が参加していた。私も拠点事業のポスター発表会の為に3月は準備に追われていた。今大会の目玉となるフレーズは「多…

ゾルビデム酒石酸塩

昨日は、沢井製薬の製品説明会があった。(残念ながら写真を撮り損ねました。)ゾルビデム酒石酸塩のOD錠の説明だ。先発メーカーの製品説明会と違って、ジェネリックの説明は製剤特性に重きを置いた説明になり、意外と知らない事が多いので勉強になる。そ…

メマリー錠

本日のランチョンは第一三共さんのメマリー錠。次の仕事が迫っていたので、先に私一人だけを相手にプレゼンしてくれた新保さんに感謝です。さて、認知症関連の薬剤だが、最近になってさまざま臨床試験の結果、なぜ効くのかが少しずつ分かって来ており、特にB…

源氏物語を読む

中島内科クリニックでの新たな勉強会が始まった。院長の希望で「古典に親しむ」がテーマである。そこで、私から源氏物語を提案し、昨日からスタートした。手始めはもちろん、桐壺の章である。担当MRくん(テルモの片山くん)が人物相関図をパワーポイントで…

手書きの効用

最近、ある中小病院の院長から電子カルテ導入について相談を受けた。大学病院から応援の医師を派遣してもらっているのだが、彼らが手書きのカルテと知ってびっくりするそうだ。若手の大学病院医師に気持ちよく働いてもらい、また、彼らの情報共有の仕方を取…

災害時マニュアルを考える

災害時医療を考える会はすでに、この3月で17回を数えるに至っている。最初の段階では、それぞれの職能が東日本大震災において災害地でどのような活動をしてきたのかを共有しながら、役に立った事、力及ばずの事などを共有してきた。2年目は、平時におい…

ファーマ・インテリジェンス 創立一周年

寺井社長と和田取締役が率いる、ファーマ・インテリジェンス株式会社は創立一周年を迎えた。会社自体はコントラクトMRを育てて、MRを必要とする企業に人材を提供するCSOである。私は、導入研修も担当するが、e-ラーニングなどのIT周り、製薬企業の講演なども…

みんなで支える在宅療養シンポジウム

過日、横須賀市で行われた「みんなで支える在宅療養シンポジウム」は1000人あまりの聴講者で関心の高さを示した。基調講演は「大往生したけりゃ医療をかかわるな」で自然死のすすめを啓蒙されている京都の中村仁一先生の話で会場を何度も沸かせた。基本…

MR勉強会、中島内科クリニックにて

横須賀の中島内科クリニックでは、中島先生を中心に、週一でMR勉強会をやっている。私も毎回、オブザーバーとして参加させて頂いている。毎回、テーマを決めて自由にディスカッションする形式だ。日頃、人前で自分の意見を言う機会が少ないのが現状だが、回…

在宅医療ネットワークミーティング

過日行われた「在宅医療ネットワークミーティング」では、いよいよ看取りという場面でそれぞれの職種において、どのような役割ができるかをテーマにディスカッションが行われた。およそ150名ほどの医師、看護師、薬剤師などの医療関係者とケアマネージャ…

Windows Azure

最近、「Windows Azure」に非常に興味を持っている。PaaSとしてのクラウドは一般の人にも馴染みが出て来ているサービスだが、Windows AzureはIaaSにもなりうる非常にフレキシブルなサービスだ。企業のビジネスの機会を逃さない非常に魅力的なものであり、提…

第2回多職種合同研修会

本日は、第2回の多職種合同研修会だった。私も、グループリーダー役でお世話係を拝命している。今日のテーマは、退院後のスムーズな連携で、最初に様々な立場の人からのミニプレゼン、その後6人ほどのグループに分かれてディスカッションと続いた。私は医…

コントラクトMRを育てる

以前、大変お世話になっていた方が現在、CSOの会社をやられている。微力ながら、私も夏のMR研修を数コマ受け持たせて頂いた。畑違いの業界からMRを目指している人達も年齢もバラバラであるが、持っているバックボーンや知識も違う。私がMRになった頃と比べる…

訪問診療はあっちこっちを飛び回ってる

私がお手伝いしているM診療所は在宅療養支援診療所である。90名の在宅の患者さん、70名の施設の患者さんに加えて、春から100名の特養の人を診る事になる。訪問診療は応援の医師が加わり、医師6名、看護師3名で回している。 問題なのは、訪問診療ス…

災害時医療を考える会について

災害時医療を考える会について. 日頃お世話になっている、順天堂大学の齊藤先生より「災害時医療を考える会」に招待いただいた。救急医療ではなく、普段の医療が十分に受けられない状態が今も続いている。そのために何が必要なのかを考える会である。 そして…

MR向け講演会

今回非常に特別な勉強会を企画した。それは三輪医院主催のMRさんへ在宅医療の勉強会である。これは私が以前からぜひ実現したかった企画で、院長の協力を得る事ができてやっと実現した。参加されたMRさんの感想はこれからいろいろ聞くことになるが、非常に勉…

終末期のヘルパーの役割

先日行われたケアカンファレンスでは、終末期の患者さん(90歳以上、男性、独居)についてケアマネージャーを司会に、医師、看護師、ヘルパー、ディサービスなどを交えて意見交換を行った。ケアマネージャからこの1ヶ月ほどの現状報告を総括してもらいなが…

難題を越えて、より説得力のあるディテーリングを!

先日はアステラス製薬の勉強会で過活動膀胱と骨粗鬆症を学んだ。過活動膀胱の薬剤ベタニスはβ3受容体を介する新しい作用機序の薬剤だ。潜在患者数は800万人とも言われ、野際陽子さんのCMでよく知られるところとなっている。恥ずかしながら、β3受容体がある…

民生委員の理解を深める

先日のケアカンファレンスでは、地域包括支援センターのケアマネに来ていただき、介護の立場から在宅医療を語っていただいた。その後、2例ほどの実例を見ながら、医師、看護師などを交えて意見交換を行った。今回の事例では、独居老人の問題でいろいろ勉強…

ITを使わず、ITの考え方を使う

小さなクリニックから大きな病院まで処置室にはさまざな医療機器や医薬品などが使用されており、それぞれに使用期限がある。また、ある医薬品を複数回購入した場合、使用期限が違うものが混在してくることになる。処置室以外にも、在宅療養支援診療所の場合…

シェーグレン症候群

先日、キョーリン薬品さんの勉強会でシェーグレン症候群について学んだ。自己免疫疾患の一種であり、国の難病に指定されている。顕在患者数は2万人程度だが、潜在患者は100万人ほどいると言われている。主たる症状がドライアイや、ドライマウスといった程度…

Google+、普及を拒むもの

Google+を使ってみて、これは日本で普及させるのは大変だなぁ、と思います。まず、障壁になるのは、Googleアカウントを持っている人が極端に少ない事です。私の住所録を見ても、会社のメールアドレス、プロバイダーのアドレスがほとんどで日常的にGoogleアカ…

ケアカンファレンス

ケアカンファレンスにオブザーバーとして出席した。ケアカンファレンスは、主治医を中心に訪問看護師、ケアマネージャー、時には家族なども入って、今後のケアの方針に対して意見交換する事である。残念な事に患者さんが亡くなられた場合はDeath Conference…

在宅医療ネットワークミーティング

先日、Drから出席してほしいと依頼を受けて、医師会主催の「在宅医療ネットワークミーティング」に出席した。今回は、完全に聞く側の立場なので気が楽だ。内容は一部が「病診連携」、二部が「在宅療養支援診療所」である。 それぞれのドクターの発表の内容は…

「たいしたことなかったね」と言う人は、問題意識のない人

先日、東京ビッグサイトにて行われた「モダンホスピタルショウ」へ行って来た。医事事務員や看護師などの引率である。事前にそれぞれの職掌に合わせたプランを考えて、テーマを与えておいたので各人充実した一日になったようである。相変わらず電子カルテを…

納豆が食べられるというだけでは難しい

ベーリンガーの「プラザキサ」のランチョンに出席した。ワルファリンと作用機序が違うので、その点も注意して聞いた。直接トロンビンに作用するので血液凝固能モニタリングが不要になることが大きな点だが、別の医療機関から施設へ行かれている看護師さんに…

在宅ケアカンファレンス

月に一度、在宅カンファレンスにオブザーバーとして参加している。今回は患者さんの家族の方も交えてのカンファレンスだった。最初に主治医からこれまの経過の説明と今後の予想されることがらなどの説明を受けて、看護師、ケアマネージャー、介護士の方々か…

武田はバラエティーに富む

昨日、武田薬品のネシーナのランチョンに出席した。ロゼレムなどと同様14日縛りが7月から無くなるのを機に、今一度、他剤との比較を見てみた。特に目新しい内容はなく、うんそうだよね、という感じで復習できた感じだ。 その後、今、すこ〜しだけ話題にな…

意気揚々のキッセイのMR、意気消沈のMSDのMR

今日はキッセイ薬品のグルベスのランチョンに出席した。ご存知の通り、糖尿病関連の薬剤はここ2、3年で非常にバラエティーにとんできた。薬剤選択のポイントは基本的に単純なのだが、こう多いと名前を覚えるのが一苦労だ。しかも、近年、高血圧症と同様、…

ピースハウス病院を訪問した

先頃、ピースハウス病院を訪れた。日野原先生が、日本に合ったホスピスを目指して、諸外国のホスピスを参考に、最終的にはオーストラリアの建築家によって建てられたものである。22床のベット数に対して23名の看護師がいる手厚い看護の元での人生の最後の安…

MRの学術情報+α

今日はノバルティスファーマの「エクア」と「イクセロンパッチ」のランチョンだった。それぞれ担当MRが違っていて2人のMRの話を聞くことになったが、それぞれよく勉強していると感じた。 さて、昨今、レセプトの審査はいよいよ厳しくなってきている。今まで…

BadooやらNetlogやら

IT

最近、facebookの友人たちの間で広まってしまっている悪質な出会い系SNSだ。なぜこうも簡単にみんなコロッとだまされてしまうのか。やはりソーシャルネットワークに慣れていないからかもしれない。 しかも、ごく普通の人が引っかかるならまだしも、ビジネス…

人のふんどしで相撲を取る偽のコンサルタント

社会保障審議会の資料を見ていたら、ある人の資料に出くわした。(本人には何回も会った事がある)しかしながらこの資料は夫々の地域の病院や診療所の取り組みであり、結局のところその人の見解や業績などはなにも書かれていないただ単に纏めただけの資料で…

編集が大事なのです

糖尿病関連の新薬を出したにも関わらず、またちょうど糖尿病学会もあったのに、医療従事者向けサイトになにも掲載されていない。旬を見逃すともったいないよ。新宿の紀伊国屋や、小さな町でも賑わっている本屋を覗いてみると分かるよ。店の中に入ったすぐ正…

オルカのデモ

オルカのデモンストレーションを行うにあたって、代理店の営業の人と効果的なデモンストレーションについて打ち合わせをした。ただ単に画面を見せても効果は薄い。