医療ビジネス

医療系、健康系のアプリケーションは今後注目株です。開発、マーケティングのアドバイスはお任せください。ご連絡、お待ちしております。医療や介護の諸問題についても解説します。講演の依頼もお受けしております。

患者の4分の1以上は薬剤師のアドバイスを聞かずにリスクを増大している

患者の4分の1以上が、薬剤師のアドバイスを聞かずに体へのリスクを受けている。というNPAの調査です。日本ではどうか?大学病院などの前にあるいわゆる門前薬局では、患者さんの処方箋をこなすのに忙しくて、一人一人の患者さんへのアドバイスはおそらくで…

アルツハイマー薬 世界で約100種類が開発中

これだけ認知症が世界に蔓延しているのですから経済的損失は相当なものです。さらに厄介なことに認知症といっても様々なタイプがあってあるタイプに効いたとしても他のタイプには全く効かない可能性があります。 最近の逆走などの事故などには「前頭側頭葉認…

祝開設20周年 抗菌薬インターネットブック

「抗菌薬インターネットブック」という日本で処方されている抗菌薬のインターネット上のデータベースです。これを公開したのは、1996年の12月でした。つまり、公開から20年も経ちました。私が最初に手掛けたwebサイトです。 抗菌薬インターネットブック 公開…

EBHとは evidence based health

EBHは目新しい言葉ではありませんが、ここにきて注目を集めています。簡単にいうと、「健康であるための証拠」、言い換えれば、「どのような生活をすれば健康でいられるか」ということになります。以前の投稿でEBMについて触れましたが、EBHが遅れた原因はev…

薬価問題をどう解決していくか

オプジーボという名前の抗がん剤があまりにも高いので、本来ならばさ来年度の4月の改定のはずが急遽来年2月改定で50%下げられるというニュースが流れ、さらに、2年に一度の薬価改定を毎年改定してはどうか?という政府の要望が出てきています。薬価は…

生活習慣を見直して健康な体になろう

以前投稿した「改革項目」の中の「生活習慣病治療薬等の処方のあり方」について考えてみたいと思います。厚生労働省の資料には 生活習慣病治療薬の処方は、性・年齢、進行度、副作用のリスク等に応じて、基本的には個々の患者ごとに医師が判断すべきものであ…

来年から始まるスイッチOTC薬控除(医療費控除の特例)

先日投稿した「改革項目」の中の「スイッチOTC化された医療用医薬品に係る保険償還率のあり方」について書いてみます。 昨年の12月に示された平成28年度税制改正の目玉改正に薬局で買った薬も医療費控除にするというものがあります。問題もあることはあり…

科学的根拠のない薬は昔からあります

週刊朝日に「最新調査で判明! 科学的根拠の“ない”薬は当たり前に存在した!」という記事が出ました。一般の人には、「そうなんだ!!」と思われるかもしれませんが、この業界では当たり前、というよりも大昔からそうでした。EBM(evidence-based medicine)…