医療ビジネス

医療系、健康系のアプリケーションは今後注目株です。開発、マーケティングのアドバイスはお任せください。ご連絡、お待ちしております。医療や介護の諸問題についても解説します。講演の依頼もお受けしております。

花粉症の薬を保険適用外にする?

花粉症の薬を保険適用外にする。 なんだかとんでもない提言が健保連から出ていて物議をかもしています。 市販薬の金額と、医師の診断をあおいで薬剤を処方してもらう金額はほぼおなじだ。 だから保険適用外にするとその分医療費が削減できる。 簡単にいうと…

患者の4分の1以上は薬剤師のアドバイスを聞かずにリスクを増大している

患者の4分の1以上が、薬剤師のアドバイスを聞かずに体へのリスクを受けている。というNPAの調査です。日本ではどうか?大学病院などの前にあるいわゆる門前薬局では、患者さんの処方箋をこなすのに忙しくて、一人一人の患者さんへのアドバイスはおそらくで…

アルツハイマー薬 世界で約100種類が開発中

これだけ認知症が世界に蔓延しているのですから経済的損失は相当なものです。さらに厄介なことに認知症といっても様々なタイプがあってあるタイプに効いたとしても他のタイプには全く効かない可能性があります。 最近の逆走などの事故などには「前頭側頭葉認…

遠隔医療の前倒し活用

telehealthは公衆衛生、特に、治療計画に関する患者の積極的な行動を促すべきだ。この記事からはそのように受け取れます。現在、海外も含めてtelehealthは治療のために使われていますが、このarticleでは前倒しすることによって、医療関係者の負担を減らすこ…

福岡で業界初、卸売業が患者宅へ医薬品を配送

以前から懸案だった問題。ただし、解決されない問題も残っており、これからの実績の中で当事者の人たちも分かってくると思う。そういう意味で、特区という形で始まったのは正解でしょう。 山崎博史 ネットスタイル www.data-max.co.jp

医師の「情報不安症」

今、製薬メーカーができることはDI情報だけになってしまい、本来の情報産業という姿からはほど遠いものになってしまっています。

How AI is driving new medical frontier for physician training

昨晩、大学病院の外科医と食事していた時に、この記事の話題を出したらとてもびっくりしていたし、とてもすばらいい取り組みだと言っていました。しかも、この記事がアメリカ医師会のサイトにあることです。アメリカ医師会は新しいテクノロジーに非常に積極…

How AI is driving new medical frontier for physician training

昨晩、大学病院の外科医と食事していた時に、この記事の話題を出したらとてもびっくりしていたし、とてもすばらいい取り組みだと言っていました。しかも、この記事がアメリカ医師会のサイトにあることです。アメリカ医師会は新しいテクノロジーに非常に積極…

日本の医療政策、技術革新に逆行 デービッド・リックス氏

9/14日経新聞にイーライ・リリーのCEOであるDavid A. Ricks氏のコラムが掲載されました。すでに読まれた人も多いと思います。製薬企業が一つの薬剤を上梓するまでに、膨大な研究開発費を投じています。それは、膨大な種類の化合物が基礎研究、非臨床研究、臨…

医療の文化的変容

以前自分のブログにも書いたことがあったが、医療の変革に必要なのは文化的変容です。 20年ほど前までは、一般の人が病気に関して調べようと思ったら「家庭の医学」という分厚い辞書みたいな本を読むしかなかったのですが、インターネットの普及に伴い病気の…

Service Design in emergency waiting room

UXに関して面白い動画を見つけたので、記録のために貼り付けておきます。

人口の5分の1は30年で健康寿命が終わる

The Timesに昨日掲載された記事で、ネット上では反響を呼んでいるようです。この記事を日本と照らし合わせて考えると、 1)日本では、亡くなるまでの遡って男性で9年、女性で12年「健康でない状態が続く」ので、この期間を短くするのが健康寿命を延ばすとい…

団地高齢化、住民が認知症研修 京都・専門家招き症状学ぶ

京都市伏見区の醍醐中市営住宅の住民たちが、認知症について学ぶ研修会を、自治会が中心となり定期開催している。 団地高齢化、住民が認知症研修 京都・専門家招き症状学ぶ : 京都新聞

Eisai-Biogen to advance Alzheimer's drug, provide fresh hope

すでに今月初めにエーザイ&バイオジェンのBAN240の第2相試験の成功のニュースが流れました。現在、両者は第3相試験の準備に入っており、これらの詳細は今週行われるthe Alzheimer’s Association International Conference で明らかになるようです。 いつ…

運動や禁煙で保険料が安く…「健康増進型保険」各社が投入

人は歳をとると病気になったりすることが多くなるのは皆んな知っていることですので、若い時はどうしても健康や病気などの言葉には疎くなってしまう傾向があるでしょう。日頃からテニスやランニングをしている人は特に病気・健康などを意識しているのではな…

Angel investors: Seed capital helps MENA female start-ups take flight

北アフリカ、中東のスタートアップは盛況のようです。ただし、女性のスタートアップはまだまだのようで、WOMENAのFreihaさんは奮闘しているというニュース、サイトには動画で紹介されています。 bit.ly

Emma Walmsley 氏のインタビュー

GSKの新しいCEO Emma Walmsley 氏のインタビューがFORTUNE誌の掲載されました。CEOとしての役割、今後のGSKの目指すところなど興味深い内容になっています。特に研究開発に重きを置いている所は重要だと思います。 話は脱線しますが、ブラッドピットとロバー…

Disruptive Technology Takes Centre Stage at African Innovation Summit in Rwanda

ルワンダで “ Africa Innovation Summit “ が今日からかな、3日間開かれます。一般的な日本のニュースはアフリカ難民のニュースばかりですが、国として非常に成功しているところもあり、ルワンダは「アフリカの奇跡」と呼ばれています。先月もG20で河野太郎…

Big data needs big storage buildings

未だ、オンプレミス信仰の熱い日本企業特に中小企業は、この記事を読んでいかにデータセンターが強固で安全対策をしているかを知ることができるでしょう。面白いのは、NEWYORKTIMESの印刷所がデータセンターに変貌したというくだり、そういう転用もあるんだ…

医療の現場からMRを見る vol.5

製品説明会の流れは各社ほぼ同じようなパターンのようです。自己紹介から始まり、製品の特徴、プラセボとの各種比較、副作用、薬価。途中で、取ってつけたような質問。「先生の所ではこのような患者さまはおられるでしょうか?」 MRさんの話し方でおおよそ本…

医療の現場からMRを見る vol.4

私はJ大学のS教授と、ある研究会でご一緒させていただいています。今月も福島へ研究会絡みで出かけました。その帰りにMRについて聞いてみたところ、次のように仰いました。「私の頭の中では10以上の重要な案件を同時にこなしている。それぞれ優先順位があ…

医療の破壊的イノベーション

アクセンチュアの最新のレポートによると、テクノロジー企業の85%とベンチャーキャピタル(VC)企業の77%が、医療の破壊的イノベーションを最優先課題の1つと考えているようです。それは、私たちの周りに多くのビジネスチャンスがあり、すべての企業がこの…

今どき、ICTではないのだけれども

昨年の暮れに塩崎厚生労働大臣の記者会見で、大臣がICTという言葉を使われた時に、非常に違和感を感じました。これは、第2回未来投資会議で「医療・介護分野に置けるICT活用」の発表を受けてのことだど思うのですが、それ以上にこの資料の中を見ると、「ICT…

Fitbitの2000万人の利用者から

Fitbitが2000万人の利用者のデータを分析して公表しています。前回はアメリカ国内での調査でしたが、今回はワールドワイドです。これを見ると、アイルランドがトップですが、日本人も結構歩いていますね。ただし、睡眠は日本はランク外でした。 全体的に見る…

イヤホンとセットのFitbit

Yahoo Financeのニュース。Fitbitの新製品は別売りのイヤホンとセットになっているらしいです。見た目がレトロすぎて、従業員からは不評のようですが。 主な機能には、内蔵のGPSチップ、心拍モニタ、非接触支払能力、十分なストレージが含まれていると報告さ…

医療の現場からMRを見る vol.3

最近は、どのメーカーさんも医師データを活用して重要な医師にピンポイントで面談するようになっています。それゆえ、どうしても重要なクリニックにはMRさんが集中する傾向があります。診察終了後、待合室はMRさんだらけになっています。彼らを観察している…

CTOが新規ビジネスを創出するためには

IT AI

昨日・今日と行われている日経BP社のIT関連の催しに行ってきました。たまには、このような催しに出て世の中のニーズがどのあたりにあるのかを知るのは私にとってはとても大事ですが、いつも出ていて感じるのは、各社のプレゼンテーションが細かすぎる点が気…

医療機関の情報漏洩

電通の問題で残業をしないようになったけれども、結局パソコンを自宅へ持って帰って仕事をするので、結局、残業は名目上なくなるけれども、仕事は減っていないというなんとも皮肉な話が流れているのはすでにご存じでしょう。 先日、埼玉県立循環器・呼吸器病…

中国のグローバリゼーション

先日の読売にAIIBの不調の記事が出てましたが、ここにきて習近平がダボス会議で、アメリカが保護主義に走るならグローバリゼーションのリーダーはウチがやるよって言ったし、AIIBを立ち上げるときに率先して乗ってきた英国が同様にEU離脱したことをいろいろ…

医療の現場からMRを見る vol.2

最近は、どのメーカーさんも医師データを活用して重要な医師にピンポイントで面談するようになっています。 それゆえ、どうしても重要なクリニックにはMRが集中する傾向があります。 診察終了後、待合室はMRだらけになっています。彼らを観察しているといろ…